さわおとクリニック MRI検査部位の名称

MRIの検査部位の選択について           受付手順へ戻る

   ※ MRI検査では撮影用コイルの選択が重要です。適切な専用コイルを使用することで
     病変の状態を鮮明に描出することができるようになります。逆に、コイルの種類により
     撮影部位と方法が決まるという側面もあります。当院では以下のような基準で
     コイルの選択を行っております。したがいまして、MRI撮影のご依頼の際には、
     どの部位についてお知りになりたいかについてご連絡いただけますと、
     より良い撮影が可能となります。    

(1) 頭部 : 眼窩副鼻腔内耳道の検査の場合
       → 頭頸部用コイルが使われます。

(2) 頭頸部: 、唾液腺(耳下腺顎下腺)、甲状腺咽頭喉頭の検査の場合
       → 頭頸部用コイルが使われます。なお、頭頸部とは眼窩下縁から鎖骨上窩までという意味です。

(3) 胸部 : 心血管系縦隔胸壁乳房腋窩の検査の場合
       → 専用のボディコイルで撮影します。ただし、当院の装置は仕様上の制限から循環器系、乳房の検査は不得手です。

(4) 上腹部: 肝臓膵臓腎臓脾臓副腎後腹膜の検査の場合
       → 専用のボディコイルで撮影します。肝臓全体をカバーするように撮影しますと、膵・腎・脾はその中に含まれます。

(5) 骨盤 : 子宮卵巣直腸前立腺骨盤骨の検査の場合
       → ボディコイルで一度に全部撮影します。真横を向いての検査ができます。

(6) 椎体 : 頸椎胸椎腰椎尾骨の検査の場合
       → ボディコイルで撮影します。表示の画像は小さくなりますが、頸椎〜尾骨までの撮影も可能です。
         頸椎以外は真横を向いての検査ができ、胸腰椎圧迫骨折の時には特に有効です。

(7) 関節 : 股関節
       → コイルの組み合わせで高品質の画像が得られるよう努めております。

(8) 四肢 : 上腕前腕大腿下腿の検査の場合
       → 病変の部位に合わせてコイルを選択して撮影しております。

(9) MRA(MRアンギオグラフィー)
       → MRIを使った血管撮影検査。実際には造影剤を用いずに
         脳や頸部の血管などを撮影し、動脈硬化や脳動脈瘤の有無を調べます。
         時間はかかりますが、腹腔内から四肢の動脈の撮影も可能です。

(10) MRCP(Magnetic Resonance Cholangio-Pancreatography)
       → MRIを使った胆管・膵管造影という意味ですが、これも実際には
         造影剤を用いることなく胆嚢・胆管・膵管を描出しています。
         撮影はボディコイルを使い、上腹部の撮影後に行います。

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